ある知り合いとのやり取り記録

知り合いのblogでのやり取りなのですが、
気付いたら消えてそうなので少し改変して移植しておこうと。。war全く関係ないですw
そこはメモ用blogみたいな感じのところでした。





ゼロから価値をつくりだす。
価値を見出すのは完全なる主観。
だから、使いようによってはお金をきれいに流す方法になりうる。
芸術のセンスには誰も文句を言うことができない。


<コメント>


(自分)


この間あれをスキャンし損ねた者です。力になれず申し訳ない。笑
そういえばメールにblogのアドレスが来ていたと思い出し、訪問ついでにレスでもと。。


芸術の価値は、作者にとっては表現した時点で間違いなく存在しているのだけど、
"評価"という他者の視点を入れると必ずしも価値が生まれなかったりするのが難しい。
元々価値は環境に依存するものなので、
その"作者にとっての価値"が"他者にとっての価値"にもなるには、その「価値が生まれる環境」に共通点がないといけない。
それがあれば"共感"を生んで、他者にとっても価値があるってことになる気がするな。


その意味で、確かにある作者の芸術のセンスには文句は言えないけれど
(その評価の軸は作者にあるため、他者の視点(評価の点)からは文句を言うのは筋違い)、
やっぱり他者にとっての価値基準を適用した市場価値という視点からは文句を言えてしまうのがなんとも。。


コメント書く欄が異常に小さい!!


(知り合い)


たしかに、「まっとうな芸術作品」の場合はそのとおりだね。
価値をどこに置くか、またその価値を可視化したときにどの程度の金銭的な評価が付与されるかってのは、
まさに作品の作り手と買い手との共感によるところだと思う。


ただ、「まっとうでない芸術作品」の場合を考えるとどうだろう。
作品の作り手と買い手との間で「これくらいの価格で買いますよー」みたいな合意が予めなされているとする。
このやりとりの中で重視されるのは、その作品の持つ価値とその共感ではなくて、芸術作品それ自体の持っている性質、
「作り手と買い手との間における売買契約でやりとりされる金額に文句をつけることは難しい」ってこと。
つまり、仮にまあまあな額の公的なお金があって、それをなんとかして個人の財布に落としたいとき、
こういう方法って使えるんじゃないかなあということを思ったのです。


会計の知識とかまったくないからよくわからんのだけど。
うーん、勉強します笑


(自分)


レスが付いていたのでさらにレスしてみたくなった笑


「まっとうでない芸術作品」というのはその意味だと「市場価値が確立していないもの」という感じかな。
その場合には、当然一般的な価値=市場価値とは関係なしに(そもそもないので価格の基準がなく)
単純に作り手と買い主の"二者"における価値の大きさに対する共感があれば良いということになるな。


でもって、
>芸術作品それ自体の持っている性質、「作り手と買い手との間における売買契約でやりとりされる金額に文句をつけることは難しい」
というのはつまり、
芸術作品への評価は主観が多く含まれるために適切な市場価値を測りにくい=外部からその取引に対する批判をしにくい、
ということに由来してるんだろうと思う。


おそらく有名な画家の作品の販売がオークション形式だったりするのは、
実は主催者側も市場価値が揺れていていくらで出したらいいのか分からない、という理由があるのかも知れない。
実際良く聞くのは「○○さんの作品が○○円で売れたらしいよ」的なことで、
要はこれって「少なくとも買った人は○○円の価値があると思ったらしい」というだけで、
市場価値を示してるわけではないよなー。


いずれにしても(少なくとも現時点で)市場価値がないもの、分かりにくいものは
会計においても当然資産としての額を計算しにくいので、ごまかしの利くポイントだな笑


(知り合い)


そうそう、たいていのモノって原価や他の似たような商品の価格から自分が納得できる価値を推し量れるけど、
絵画をはじめとする芸術作品ってそれができない。
純粋に自分がどれだけ「素晴らしい!」と思ったかだけに価値が委ねられてるのはおもしろいよね。


オークションおもしろい!


話の本筋とは関係ないけど、そういったモノの価値って実際に触れてみないとわからないものみたいだね。会津の器しかり、スーツしかり。
手作りの一点ものばっかり揃えてオークションしてるwebサイトとかあれば覗いてみたくなるかなあと思ったけど、
webじゃ魅力を伝えるのに不十分な気がして自己完結した笑
でも実際にクオリティの高いモノに触れる機会ってそう無いだろうし、何かおもしろい方法はないものか。




→要は「市場価値が確立されていない」+「人によって評価に差が出やすい」=会計的にごまかしがきく!ということでした。
 (人によって評価に差が出やすいので市場価値が確立されにくいともいう)
 取引形態が個人ベースというのも大きいですね。




by Aricororisty